生活保護はレンタカーが可能なのか?
- 自分の父親が生活保護だったこと
- 知人が生活保護だったこと
相談にのることも多く、生活保護について詳しくなったので、メモ、備忘録のためにも記事にしておきます。
結論として、【生活保護はレンタカーが可能です】ですが、責任をもって運転をすることを忘れてはいけません。
生活保護はレンタカーが利用可能なのか
生活保護はレンタカーの利用が可能です。
というよりも、なぜ利用が不可能となったのかがちょっと疑問でした。レンタカーを借りるために、生活保護かどうかを確認する作業はありません。なので、レンタカーを借りることは通常可能です。
仮にレンタカー会社が【生活保護受給者にはレンタカーを貸さない】と決めていたところで、調べようがありません。
銀行にも、保健会社にも、特定の人物が生活保護を受給しているかどうかを確認することはできません。なので、借りようとしている人が生活保護かどうかを調べて拒否することができません。
さらにいえば、生活保護だったとしても、生活保護だから拒否をする、というのが人権侵害に値する可能性もありますので、企業としても、【生活保護だから貸さない】というのはありえません。
責任能力がないとみなす人には貸さない、であればありえますけど。
生活保護がレンタカーをして事故を起こしたら大変
ですが、生活保護が仮にレンタカーを借りて事故を起こした場合は大変です。
生活保護は収入が低い方がもらっているものですので、交通事故を起こしてしまって、罰金を背負った場合に返すことができません。資産がないので返すこともできませんし、交通事故ででた賠償金などは、【自己破産】でも通常取り消すことができません。
注意をせずに、交通事故が起きた場合には、どうなるか考えてもぞっとします。
生活保護がレンタカーをするなら相談をしたほうが早い
生活保護でレンタカーをする場合には自治体、役所、ケースワーカーへ相談をしてしまうほうが圧倒的に早いです。
別に違法なことではないので、なぜレンタカーを使うのかの理由があれば問題なく借りられます。
例えばですが、
- 病気の場合に集団がダメなので電車ではなく自分一人で車に乗りたい
- 電車で行くよりも、車を1日借りて移動した方が安い
などです。
理由として
- 金銭的な理由
- 病状の理由
であれば、通る可能性が高いので正式に相談をしたほうが心配事もすくなくレンタカーを借りられるでしょう。
まとめ
生活保護でもレンタカーが借りられます。どこで間違えて借りられないとなったのか、レンタカー会社的には責任義務が果たせない人に対してレンタルをさせるというのがリスクなので、そういった情報が出回ったのだと思います。
であれば、職業欄をつけるべきですが、義務である会社も少なく、書く【必然性】はありません。保険に入れば、自身の過失でなければ交通事故にあったとしても負担はありませんし、どちらかと言えば、生活保護であるかどうかよりも、本人が責任をもって車を運転できるのか?のほうが重要だと思っています。